「賃貸」か「持ち家」か、どちらがお得?
物件を賃貸するか、購入するかで悩んでいる方、答えを出す前にぜひこの記事を読んでみてください。
-
いつまで同じ場所に住むのか
この街に根を下ろし、長い間住みたいのか、それとももっと自由度を優先し、様々なところに住みたいのかを考えてみてください。
少なくとも5年間はそこに住むという確信があれば、物件を購入することに意味があるかもしれません。なぜなら、経済的にも精神的にも良い影響を与えるからです。家を自身の好みでアレンジして、オリジナルの空間を作り出すことができます。
しかし、同じところに長い間住む予定がない場合は、賃貸の方がよいでしょう。例えば、仕事で昇進する出張が増え、全国各地を転々としないといけない場合があるかもしれません。転勤先で不動産を売却するストレスは避けたいものです。また、新しい地域に転居し、しばらく時間をかけてからその地域の物件を購入したいと思うかもしれません。
家を買って、数年で売ることもできますが手数料が高くなってしまうことがあります。クロージング費用や引越し費用以外に、家の価値を高めるための修理や改装などの費用もかかります。
-
賃貸と購入のコスト
賃貸は不動産を所有するよりも安価になることがほとんどです。住宅ローンの支払いに余裕があるからといって、安易に購入に踏み切ると支出が積み重なります。住宅ローンの元金と利息に加えて、固定資産税、住宅所有者保険、住宅ローン保険、住宅所有者協会(HOA)の費用がかかります。その一方で、その土地に長年住み続けるのであれば、長期的な投資戦略として住宅を購入すると賃貸をし続けるより安く済む場合もあります。
-
賃貸と購入のリスク
家を借りるときと購入するときでは、考慮すべきいくつかのリスクがあります。家を購入することで、財産を形成することができますが、経済的な危険もあります。例えば、家の価値が購入時と大して変わらない時に売ってしまった場合、クロージング費用やリフォーム代が回収できない可能性があります。
家の維持費の支出についても忘れてはなりません。これは、家を良好な状態に保つために必要な費用のことで、エアフィルターや換気口の掃除、火災報知器のテスト、ガーデニング、水回りのメンテナンスなどが含まれます。
出張の多い仕事をしていたり、小さな子供がたくさんいるなど、生活の中で他に優先すべきことがある場合、これらのメンテナンスは負担になることが多いです。
一方、賃貸の場合は、毎月の家賃はいつ上がるかわかりません。また、急に退去を求められたり、修理の依頼を先延ばしにされたりと、家主によって左右されることも多いです。
家を買うなら「新築」と「中古」、どちらにする?
October 19, 2022 by 良子 小豆畑 • 不動産
ほとんどの住宅購入者は、契約書にサインしたり、お金を置いたりする前に、「完璧な家」を探したり、建築するために、多くの時間と労力を費やしています。
家探しでは、場所、価格、市場動向、固定資産税、住宅所有者協会費、物件の状態などを考慮することが多くあります。住宅購入のプロセスでは様々な重要な決断を迫られますが、最初の決断の1つは、中古住宅を探すか、それとも新築を建てるかです。
それぞれには、メリットとデメリットがありますので、その両方を下記でご紹介します。
中古住宅のメリット
中古住宅購入の主なメリットは、利便性と金銭面です。物件を見て回り、金融機関の事前承認が得られれば、オファーを出すことができます。
熟練した不動産エージェントが、適切な住宅の特定、交渉、書類作成のお手伝いをしてくれます。条件にもよりますが、オファーが受理されてから1~2ヶ月で取引が成立し、入居できる場合もあります。
新築住宅のメリット
新築住宅を建設するためには、物件を探さなければならないだけでなく、建築家やビルダーを探し、プロジェクトに取り掛かる時間も考慮しなければなりません。
既に建設が始まっている新築住宅を選択するとプロセスが早まりますが、選択肢が狭まる可能性もあります。また、その土地で上下水道が使えるのか、井戸や浄化槽が必要なのか、環境面やその他の許可などについても検討しなければなりません。
主なメリットは、理想通りの住宅に住める可能性が高いことです。その他の利点としては、現代のエネルギー規制や冷暖房、断熱、空気ろ過の要件を満たす、より効率的な住宅を建設できることが挙げられます。これらの住宅は、環境にも良く、毎月の電気代を節約することができます。
最後に
理想の中古住宅を探し始めても、最終的には、自分の希望通りの住宅に住むには、建てることが一番だと判断する人が多いようです。また、家を建てるつもりでいても、気が変わって中古住宅を購入する方もいます。不動産業者など、経験豊富な専門家に依頼することで、これらのプロセスをよりスムーズに進めることができます。